No.5

オンノベ感想『女王の化粧師』(第三弾)

 こちらは以前の感想ブログに載せていた記事の転載です。

 こんにちは。
 もっと早く続き書くつもりが、諸々のことを処理していたらこんな時間になってしまいました。
 本日も女王語りのお時間になりましたよ。
 では、早速本日も語彙力皆無で逝ってみましょう~!

 昨日ね、Twitterで朔さんが悪魔のささやきを私に向かってしたんですよ(真顔)
20231110112831-admin.jpg
 これね! これね!!! 結構前にRTで流れてきて知ってたんですけど、私すっかり忘れてたんですよ!!!
 ……見事に私は瀕死になりましたよええ。
 さて、問題のシーンは昨日語った第二弾とも被るんですけど、
 舞踏会の最初は全員並び、決まった数小節ごと、ひとりずつずれながら組んで踊る。
  (中略)
 ディトラウトとは曲の終盤だった。
  (中略)
 ダイはディトラウトを見上げて、告げた。
「私が……あなたのことを、好きだって」
 好きで、好きで。
「いますぐ、ぎゅっとして、口づけたいぐらい」
 いとおしくてたまらなくて。
「あなたのこと、忘れられないのだって……」
 曲が終わる。
 踊りも。
 両隣の女たちが相手の男から離れる。
 彼女たちにダイも倣った。
 男と向かい合う。
 ――思えば、いま初めて、男に想いを伝えた。
 彼は笑った。
 ほんの、刹那の間だけ。
 子どもみたいに。
 周囲に遅れること一拍、互いに別れの礼をする。

 こ~れ~で~す~よ~!!! これ!!!
 普通の舞踏会だと、お相手は選べるわけだし誰をラストダンスの相手にするかは自由なわけですよ。普通ならね!
 けれど、これは二人が意図したわけでもなくて、また他の誰かが意図したわけでもなくて、自然とそうなったわけじゃないですか!
 つまりはあれですよ。神の思召しですよ。二人が! 伴侶となることが! もう運命づけられてるってことですよ!!!! ねえ!? 花鶏神!!!(笑

 あとあと、昨日はタイムオーバーで語れなかった部分なんですけども。
 この後のね、ディアナさんとディータさん、それぞれについて。
 昨日語ったディータさんの「心を傾けてしまいました」発言のその後、セレネスティが退場して、気遣うゼノさんにずっと「私が悪い」と言い続けるディータさん。
 そして二人の逢瀬をマリアージュ様に対しての背信だと思い自分を責め、初潮を迎えて自分の中の女に嫌悪感を露わにして謝りながら泣き叫ぶディアナさん。
 二人ともが二人とも、許されない恋をしていると思っている。
 本当にもうね、これね! ゼノさんの一言に尽きますよ!!!
 ディトラウトはゼノの腕を握りしめて繰り返した。
「私が、悪い……」
「そんなはずあるか!」
 ゼノが手を掴み返して、ディトラウトに怒声を浴びせる。
「女ひとりに惚れたことの、いったい何が悪い!?」
 ディトラウトは唖然としながら友人を見上げた。
 ゼノが袖口を赤黒く汚しながら、布でディトラウトの傷口を塞ぐ。

 そうだぞゼノさん! もっと言ってやれっ!!!
 そして、こんな風に言ってくれる友人がいて良かったね、ディータさんっ!!!
 ゼノさん好き……。
 てかさー、何気にディータさんとかレオニダスさんとかさ、ディータさんのこと大好きやん? そんでもっていい人達やん? そんなディータさんが悪い人なわけないやん?
 だからさ! ディータさんはたまには自分の幸せについて考えてもいいと思うんだ!!! レオニダスさんの分もさ! 幸せになれよぉぉぉっ!!!(思い出し号泣三度目)
 この後、ディータさんはそれでもゼノさんが許してくれても自分が許せないとかほざいてますけどねぇぇぇ!!!
 ゼノさんは……大切な友人の心の傷を塞いであげたかったんだろうなぁ……。

 一方、ディアナさんのね、あの泣き叫ぶ姿……。
 マリアージュ様はディアナさんとディータさんが何してたのか想像ついてるんでしょうけど、何も責めない。マリアージュ様が責められるはずがないんですよ。背信だなんて一切思ってないんですもん。絶対に思ってないですもん。
 むしろディータさんに責任持ってちゃんと嫁にしろって思ってますもん。くっそエロ狸!とかは思ってるかもしれませんけども。
 でも、ディアナさんは自分が許せない。恋をした自分が、どれほど突き放されても好きでいる自分が、求められて応えてしまった自分が。
 そして、ずっと止まっていた体が少しずつ動き始めていることは知っていたけれど、『月の障り』という完全に『大人の女』になろうとしている自分に、恐怖している。
 これね、このディアナさんの恐怖ね、お母さんの呪いじみたものを感じるんですよね。
 お母さんが父を愛するあまりにディアナさんを『ダイ』にしてしまったこと。
 狂ってしまうほど父を愛していた母を知っているから、ディアナさんは『ダイ』でありたかった。これが最初の呪い。
 そして、求めてはいけない(と思っている)ディータさんに恋をして焦がれて、心が完全に女として成熟し始めるのに合わせて、身体までもが大人になっていく。理性ではマリアージュ様を裏切れないとわかっているのに、心も体も、本当に全身全霊でディータさんを求めている自分。
 それが、恋に狂った母と姿だけでなく中身まで似ている。自分もああなるのでは、恋に狂って愛しい人以外何も投げ捨ててしまうのではないかという恐怖。血からは逃れられないんだとディアナさんの恋心を縛りつけるもう一つの呪い。
 あのね、違うんだよ。ディアナさんは幸せになっていいんだよ。
 確かにディアナさんとディータさんでは立場的に色々と難しいんだけども。
 恋しちゃ駄目なことないんだよぉぉぉっ!!!
 だってさ、ロディマスさんとかさアッセさんとかはさ、国の立場からディアナさんのことは許せないと思うよ? まあ、アッセさんの場合はそれだけじゃないけども!
 セレネスティが許せないのだってわかりますよ? ついてくるって信じてた人が私情に走って自分を謀ったのだから。
 でも、本当にずっと二人の傍にいて良く理解しているマリアージュ様だとかゼノさんとかはさ、ぶっちゃけられないだろうけど心の中では二人が一緒になってほしいって絶対思ってるもん。
 だからね、幸せになっていんですよぉ!!! 

 すみません、何かすごい中途半端なんですけど、色々確認するために花鶏さんのサイトに飛んでたら、企画のとこにあるSHORT STORIESやBACKYARD読んでないことに気づいて、全部女王に関する小話読んでたらまた時間なくなっちゃいましたよ;
 もうお迎えの時間なので、とりあえず一旦切りまする。
 まだまだ言いたいことありますけども。
 感想書きながら本編読み返したり、そこでまた泣いたり、上記の小話たちを読んでニヤニヤしたり切なくなったり、ほんと忙しいですわ。

 あ、あのね、ここで言うのも何なんですけどね、私基本的にそんなに感想とか垂れ流さない人なんですよ。苦手なんですほんと。
 でもたまーに言わずにいられなくなる作品とかありまして。
 まあ、それがこのブログに感想置いてあるお話たちだったりするわけですが。
 ほんと、女王は吐き出さないとつらくて吐き出してます。
 もうずっと、読んでからここ数日ずっと苦しいです。
 早く幸せになってほしい。
 てか、版権でもここまでどハマりすることそうそうないですからね?
 歳食ってから(子ども産んでから?)は余計に。
 本っ当に自分の心を占めてやまないお話なんて数えるくらいしかないんですよ。
 その一つに久しぶりにぶち当たっちゃったんで、一気にきてますね、色々と(笑
 軽率に現パロ妄想とかしたくなりません?
 あ、あと、女王の設定資料集とかめっちゃ欲しいんですけど。
 国と国の関わりとか、聖女と騎士の話とか、もちろんキャラの詳細プロフィールとか相関図とか。完結したら作りましょうよ花鶏さん! 私買いますから!!
 いやむしろ完結記念にファンブックとか作りましょう。好きな台詞ランキングとか好きなシーンランキングとか、ヒースさんのエロいシーンランキングとか(笑 そんなのを! 語り合える人! 募集!!(あ、朔さんはもうそういう人に入ってますからね)
 って、何の話になってきたのかよくわからないので、ほんとに一旦切ってお迎え行ってきます!!!畳む


#オンノベ感想

感想