No.2

同人誌感想『碧の独善』上

 こちらは以前の感想ブログに載せていた記事の転載です。
 以前の記事に載せていたWeb版のURLはリンク切れになっていたので削除いたしました。

「紙の本を読みなよ」
 脳内の槙島さんが先日からずっとそう仰ってたので、読書の秋ということもあり読みましたよ~。
 冴島芯さんの『碧の独善』のとりあえずは上巻。
 (同人誌版の通販ページはこちら⇒http://alice-books.com/item/show/6508-1)

 とりあえず、ネタバレも含むので追記にて感想を。
 相変わらずの語彙力皆無、ぐだぐだ具合をお楽しみください(笑

 『碧の独善』

 主人公は二人……でいいのかな?
 小国に婿入りした第二王子のサディアスとその護衛騎士であるアンジェリカ。
 王子と騎士の結ばれない恋、素敵……なんて生ぬるいもんじゃなく。
 サディアスとアンジェリカは異母兄と異母妹でもあるんですね。
 しかも、アンジェリカは色々あって王女であったりも関わらず王族から籍を抜かれている。
 もう読んでてグリグリと抉られてく感じです。
 ずーっと苦しい。
 サディアスさえ幸せであればいいとひたむきに想うアンジェリカも、傷と罪を一心に受けて終わらない苦しみを受け続けるアンジェリカを救いたいサディアスも、どっちもずっと苦しい。
 想いあってるのに、添い遂げられないし、何をどうしても幸せになれそうにない二人がどこまでも苦しい。好き。
 もう、読んでて自分はどMなんじゃないかと思うくらいしんどいのに、読まずにはいられないんですよもう。
 はー、しんどい! 好き!
 もうね、読んで……(もはや感想じゃない

 てか、冴島さんは以前墓参りアンソロでご一緒させていただいたことがあるんですが、描写がすごく美しいの。
 色とか鮮やかで、でも写真というよりは油彩? 水彩画ほど柔らかくはないんだけど、精密で緻密で目の前にばんって光景が広がる感じ。
 光と影のコントラストも美しいし、もうどこ切り取っても美しい。
 あー、あれかな。モネみたいなイメージ。モネ、好き。

 音楽なら、DJ Okawari氏のLuv Letterが似合うとか思いながら読んでました。

 てか、読んだ直後に曲聴いたら不覚にも泣きそうになったわ!
 まだ上巻しか読めてないのにこのありさまでは、下巻読み終えた後どうなるのかちょっと自分でも怖いです、うん。
 上巻、あそこで終わられるとしんどい……続き気になる。
 ほんと駄目、好き……。

 はい、見事に語彙力なくなりましたね。
 もう何言ってんのかよくわからんし、むしろ感想じゃなくて胸の中渦巻いてる切なさとか苦しさを吐き出したかっただけです、はい。
 下巻もまた読んだら感想上げにきます……。畳む


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